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エンジンがかからない!原因別4つの対処法をご紹介

いつものように車に乗り、さぁ出発!!・・・と思ったらエンジンがかからない!?

昨日までは普通に走れたのに突然エンジンがかからなくなるということはよく聞く話です。ではなぜエンジンがかからなくなってしまうのか、考えられる原因はいくつかあります。エンジンがかからないとなると焦ってしまいますが、冷静になって一つ一つ原因を調べてみましょう!

エンジンがかからない原因は?4つの対処法!

エンジンがかからないと急いでロードサービスに連絡しないといけない!と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!その前に一度車の状態をしっかり見てみてください。車はガス欠ではありませんか?ハンドルロックがかかっていませんか?シフトレバーはちゃんとパーキング(P)に入っていますか?この3つの状態を確認して、それでもエンジンがかからない場合ロードサービスに連絡しましょう。

【1】エンジンがかからない原因

エンジンがかからない原因で一番多いのはバッテリー上がりです。実際にJAFが公開しているJAFロードサービス出動理由の1位がバッテリー上がりとなっています。2019年4月~2020年3月までの累計で838,972件のバッテリー上がりがあったそうです。JAF以外にもロードサービスはたくさんありますから、すごい数字となりそうです。ではバッテリーが上がってしまった場合どうすればよいのでしょうか。

バッテリー上がりの対処法

バッテリー上がりとは車に蓄えられた電気が減少しエンジンがかからなくなというものです。特にルームランプやハザードランプ、ヘッドライトの消し忘れによるバッテリー上がりが多くあるそうです。バッテリーが上がってしまった時の対処法として、他の車から電気を分けてもらいエンジンをかけるというジャンピングスタートがあります。ジャンピングスタートの詳しい手順は以下になります。

ジャンピングスタートの手順
大きさが同じくらいの車に協力を要請
2台ともエンジンを止めます
先に
※赤の車

+端子
の赤のケーブルを繋ぎます
次に
※青の車

+端子
の赤のケーブルを繋ぎます
+端子を繋げたら次は-端子です
先に
青の車

-端子
の黒ケーブルを繋ぎます
次に
赤の車

-端子
の黒ケーブルを繋ぎます
ケーブルを繋げ終わったら
青の車
のエンジンをかけます。
青の車
はアクセルを踏み回転数を上げます
赤の車
は数分経ってからエンジンをかけましょう
赤の車
もアクセルを踏み同じように回転数を上げます
赤の車
にエンジンがかかったらケーブルを外します。
外す順番は取り付けた順番の逆に行ってください。
赤の車
はそのまま30分ほど走行しバッテリーの充電を行いましょう。
※赤の車はバッテリーが上がっている車
※青の車は協力してもらう車を表しています。

近くに協力してもらえる車があればロードサービスは呼ばなくて済みますね。ですが、一度バッテリー上がりになると劣化などの可能性も出てくるので早めに整備工場などで点検してもらいましょう。

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【2】エンジンがかからない原因


バッテリー容量も充分あり、セルは回る(エンジン始動時の音はなる)けれどエンジンがかからないとなると、スパークプラグに原因があると思われます。プラグかぶりという状態になっている可能性が高く、プラグかぶりというのは、燃料でプラグが湿ってしまい火花が散らない状態のことです。スパークプラグは車のエンジンを動かす着火ライターのような役割のもので、火花が起こせないとエンジンに点火できないためセルが回るだけで肝心のエンジンがかからないといったことになってしまいます。プラグかぶりになってしまった場合の対処法をご紹介します。

プラグかぶり対処法

プラグかぶりの対処法はとても簡単です。基本的にはアクセルを踏み込み、キーを回してエンジンをかけるという方法がありますが、最近の車はスマートキーが多くなり、大半の車はボタン一つでエンジンが掛かるかと思います。そのような場合はどうすればよいのでしょうか。

プラグかぶり
ブレーキを踏みながらエンジンボタンを押し、アクセルを踏む!
エンジンがかからない場合はアクセルの踏み方を変えてみましょう
何度か挑戦してもエンジンがかからない場合はロードサービスを呼びましょう
以上です!とても簡単ですね。

最近の車はプラグかぶりは起こりにくくなっていますので、もしプラグかぶりの状態になってしまった場合は劣化していることもありますので、早めの交換をお勧めしています。プラグかぶりは一度エンジンがかかれば普通に走行することができます。解消されたからといってすぐにエンジンを切るのはやめましょう。

注意点としては、セルモーターを回すのにバッテリーを消費するため、やりすぎてしまうと次はバッテリー上がりを起こしてしまいます。数回チャレンジしてみてエンジンがかからない場合はすぐにロードサービスを呼びましょう。

【3】エンジンがかからない原因

エンジンがかからない原因として考えられるのは、ヒューズが切れてしまっている可能性があります。ヒューズは電気回路や電装品を保護する重要なパーツで、ヒューズにはそれぞれ容量が決められています。ヒューズが切れてしまう原因としては配線のショート・ヒューズの許容量を超えてしまった場合に切れてしまう事がほとんどです。ではヒューズが切れてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

ヒューズが切れた時の対処法

ヒューズが切れてしまった場合は交換が必要となります。ヒューズボックスは車種によって位置が違うため説明書に記載されている場所を確認しておきましょう。断線した線を交換するのは覚えてしまえば簡単に出来ますが、ヒューズの切れてしまう原因の元を直さないとまたすぐにヒューズは切れてしまいます。

ヒューズの交換方法
ヒューズボックスを開けて蓋の裏を確認しましょう
どのヒューズが電装品に対応しているかが記載されていますので確認します
次に機能していないヒューズを抜いて切れているか確認します
ヒューズは素手で抜くことはできませんのでヒューズプラーを使用しましょう
切れているヒューズを新しいものと交換すれば完了です
※抜いたヒューズと同じ大きさ・容量のヒューズを新しく交換するようにしてください。大きさと容量が違うと正常に機能しません。

ヒューズ交換を自身で行う場合の注意点としましては、イグニッションをオフにした状態または心配であれば、エンジンは切った状態でヒューズの交換を行いましょう。

【4】エンジンがかからない原因

エンジンがかからない原因を様々紹介してきましたが、やはり最後はエンジン部品の劣化・故障の場合です。故障となるとエンジンがかからないのはもちろんのこと部品は消耗品ですので劣化は防げません。劣化を遅らせるためにも日頃の点検がとても大切になってきます。

また、エンジンが故障してしまうと修理費が高額になってしまう事も多く、交換となるとさらに費用が上がり車種によっては軽自動車が買えてしまうほどです。エンジン関係のトラブルとなると複雑なものも多く素人では対処できない場合はほとんどになります。オーバーヒートしている場合は無理に動かそうとすると炎上してしまったりと大事故につながる恐れがあります。車の年式や走行距離などを確認し、劣化や故障が考え得られる場合はロードサービスへの連絡はすぐにした方がよいでしょう。

エンジンの劣化・故障の場合

エンジンの劣化・故障が考えられる場合の対処法はもう買換えが1番です。ですが、エンジンは車のパーツの中でも最も高額なパーツとなっています。車種によってエンジンの交換となればリビルド品と呼ばれる中古エンジンでも価格は10万円は超えるのは大半です。新品となると50万円を超えてしまう事も多くあります。

エンジンの劣化・故障となると車本体やエンジン以外の部分ももちろん劣化しているといった状況になりますので廃車や乗換えを考える人も多く。廃車の決め手はやはりエンジンの劣化だという方も多くいらっしゃいます。高額な修理費を払っても次々と違う部分の不具合が出てきてしまっては損をするばかりです。エンジン劣化・故障が考えられる場合は廃車の時期なのかもしれません。
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まとめ

エンジンがかからない場合の対処法を4つに分けてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?エンジンは車の心臓部分です。エンジンのかからなくなってしまう原因は様々で、普段のちょっとしたケアで防げるものから、劣化などで仕方のない場合もあります。エンジンがかからなくなってしまっても焦らず冷静に原因を調べてみましょう。

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