OSSとは自動車保有関連手続きのOneStopService(ワンストップサービス)のことで、簡単に言ってしまうと自動車を購入・売却・廃車など自動車を保有に関わる手続きがオンライン上でできるサービスのことです。自動車の手続きは内容によって運輸支局や役所、県税事務所や警察署へ行かなければならなかったりと、非常に煩わしいものです。更には運輸支局や役所などは平日しか受付を行っておらずお仕事をしている人には不都合が多いですよね。そういった煩雑な手続きがオンラインで済ますことができるサービスがOSSなのです。このOSSを活用することでどのように節約ができるのか、お得な活用方法についてご紹介していきます。
目次
OSSで新車購入時の諸費用がカットできる!
OSSを活用するとなるとまずは準備が必要となりますが、現段階ではスマホだけで手続きが終わることはなく、パソコンの準備が必要となっています。パソコンでもOSSはWindowsのみの対応となっているので注意が必要です。こちらではOSSに必要なものは割愛させていただきますが、OSSをはじめる準備やOSSでできる手続きの種類等のご紹介はこちらに詳しくご説明していますので合わせて見てみてくださいね。
OSS活用で新車購入時に代行費用を無くせる
新車購入時にディーラーに値下げ交渉はもちろん、インターネット上では更に、諸費用は最後にカットしてもらおう!という情報が沢山出ていますよね。主に交渉がしやすいのは車庫証明の代行費用や納車費用あたりでしょうか。
車庫証明は警察署に行き書類を受け取り記入します。書類も特に難しいことはなく、マニュアル等もあるのでそのとおりに書けばOKです!ただ、一つややこしいのは【保管場所所在図・配置図】で、どの場所に自動車を止めるのか・自動車の幅に比べ、駐車スペースは十分な広さが確保できているかを手書きで書く必要があります。ですが、こちらに関してはグーグルマップの航空写真等をプリントアウトし提出するだけでも実は良いのです。あとは許可を出すためにきっちりと警察の方で調べますからね。警察署に申請をしに行く場合、即日で車庫証明が発行されるわけでは有りませんので、申請と車庫証明の受取りで最低2回は警察署へ足を運ぶ必要があります。車庫証明の手続き自体は、必要な書類を提出し許可が下りればステッカーを受け取り終了です。ディーラーで代行で依頼すると1万円~高くて2万円ほどかかりますが、自分で行うことでこれらもカットできますよね。更に車庫証明もOSSで申請が可能ですので警察署に行く時間と手間も省け一石二鳥ですよね。また、特にこだわりが無ければ希望ナンバーの発行もカットしてしまえば8千円ほどは浮きます。
OSSは自分で出来る!諸費用大幅カットしよう
OSSは税理士や行政書士に頼まなくてはいけない手続きではありません。自分でオンラインで一括申請ができるサービスです。新車新規登録申請から車庫証明・自動車税の申告までオンラインで出来ますので自分で手続きをすることで諸費用大幅カットが出来るのです!一つ注意点として言えるのは、OSSで一括申請することにより、「車庫証明だけ自分でします」等の個別でこの手続きだけすると伝えても断られるケースが多くあるそうです。ですが、OSS申請は自分で行えるものですので、諸費用カットするなら手続きは全部自分で出来ます!ときっぱり伝えましょう。OSSの申請に関してディーラーに断られる場合は、他所のディーラーのところへ行かせていただきますと言えるレベルです。OSS申請を自分で行うことで代行費用が3万円~高くて5万円程節約できることになるのです。
OSSで中古車購入時も代行費用が節約できる
OSSを活用することによって中古車購入時も諸費用のカットは出来ます!自動車を保有するにあたり必要となる手続きは大きく変わりませんので、中古車新規登録・名義変更・車庫証明が必要となります。新車登録時は正規ディーラーでしたが、中古車販売店のスタッフと手続き名称が変わるだけで手続きの内容が大きく変わることはありません。
中古車購入時にかかる一般的な費用例
- 中古車購入時の主な諸費用
- 登録代行費用
- 車庫証明代行費用
- 納車費用
- クリーニング費
中古車となりますので、洗車・クリーニングはしっかりと行ってもらったほうが良いかもしれませんが、新車購入時同様に代行費用はOSS申請でカットすることが出来ます。新車にしろ中古車にしろ代行費用として諸費用が跳ね上がることが多いため、手続きを自分で行うだけ数万円も節約できるのはとても大きいですよね。
OSS利用の詳しい手順や準備に関する事、OSS申請は公式ページから行えます
>自動車保有関係手続のワンストップサービス
OSS活用のデメリットとは
OSSで活用することで手続きがオンラインで一括ででき費用も節約できます。ですが唯一のデメリットは機材を揃えなくてはいけないということです。パソコンをお持ちの方なら負担はあまりありませんがパソコンの購入からとなると話は変わってきますよね。
動作に問題がないパソコンをお持ちの方であれば、スキャナーやICカードリーダーの購入をすることでOSSの利用が可能となります。ICカードリーダーはAmazonで2000~3000円ほど。スキャナーに関しても今やスマホで写真を取れば問題ありません。2000~3000円の機材を買うことで数万円もの費用が節約できるのですから、OSSは自分で行うのはメリットが多いと言えますね。日中お仕事方も、わざわざ休むこと無く平日にサクッと手続きを終わらせることが出来るのです。休みをとっても、手続きのための休みとなると素直に休むことも出来ませんよね。
まとめ
まだまだ、一般的に認知されておらず、諸費用は仕方がないと思っている方はぜひ、OSSを利用してみましょう。各窓口へ行く手間と時間と労力、代行してもらうための費用も交通費も節約できます。手続方法がわからないという方でも、自動車保有関係のワンストップサービスヘルプデスクが設置されていますので気軽にお問い合わせしてみましょう。