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車の修理と買い替えの判断基準をご存知ですか?知らないと大損です!

車は永久に乗り続けられるものではありませんので、ある程度の年数が経ってくると、故障などの不具合が出てきてしまいます。修理をしてそのまま乗り続けるか、思い切って買い替えるか判断が必要な時も出てきてしまいます。修理か買い替えかの判断基準はどう行えばいいのでしょうか?

車の故障と修理代について

いつ故障するかわかっていれば修理代も前もって準備できますが、いつ起こるかわからないため準備できません。車にはどういった故障が多いのか、また修理代はどれくらいかかってくるものなのか、故障が出てきてしまった時に慌てなくていいようにある程度知っておいた方がよいと言えるでしょう。それでは、車に多い故障と修理代について見ていきたいと思います。

車に多い故障5箇所

国土交通省ではJAFの協力のもと、路上故障での実態調査を毎年行っています。発生件数の割合が多いものは、電気装置、走行装置、エンジン本体となっています。一般道路と高速道路での多少の違いはありますが、多く故障が発生する部位を5つご紹介したいと思います。

  1. タイヤ・・・パンク、バースト、空気圧不足
  2. バッテリー・・・過放電、劣化・破損、液不足、端子部接続不良
  3. 潤滑油・・・オイル不良、オイルパンからの漏れ
  4. オルタネータ・・・ブラシ・レギュレータ・ダイオード不良、コイル断線
  5. クラッチ・・・すべり、オイル漏れ、ワイヤ(リンク)不良、切れ不良

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修理代はどれくらい?

では、修理にはどれくらいの費用がかかってくるのでしょうか?わかりやすく表にまとめています。

修理の箇所によって費用が異なるのはもちろんですが、修理と交換とでは倍以上もの差がありますので、買い替えの判断要素にもなります。

修理箇所費用
バッテリー 交換5,000円~40,000円
オイル関連 パーツ交換10,000円~20,000円
オルタネータ ベルト修理数千円~10,000円
オルタネータ ベルト交換50,000~100,000円
クラッチ 交換50,000~200,000円
エアコン ガス漏れ修理数千円
コンプレッサ交換40,000円ほど
マフラー 全交換30,000~50、000円
バンパー 一部修理20,000~30,000円
バンパー 全交換100,000~200,000円
ボディ 傷、へこみ修理10,000~30,000円
板金修理100,000円以上
フレーム 修正1,000,000円以上
エンジン 交換500,000~1,000,000円

以上のように、数千円でできるバッテリー交換のようなものもありますが、エンジンの交換となると50万円以上にもなります。

例えば、エンジンオイルの漏れですが、発見してすぐにガスケットやオイルパンなど、原因となるパーツの交換をしておけば、数万円程度ですぐに直りますが、オイル漏れをしばらく放置してエンジンが焼き付いてしまうと、エンジンの組みなおしが必要となり、数十万という費用がかかってきてしまいます。

修理の方がいい場合

では、修理・交換代の金額を踏まえ、買い替えるより修理の方がいい場合とはどういうケースなのか考えていきたいと思います。

走りに影響のない故障

故障した部分が車の走行に大きな悪影響を及ぼすわけではなく、簡単に修理・交換できるなら、買い替えを考える必要はないかと思います。

例えば先ほどの、国土交通省の路上故障の実態調査ではタイヤの故障が多い結果となっていますが、タイヤは修理・交換してしまえばまた安全に走れますし、タイヤ自体が消耗部品でもありますので維持費として捉えても良いでしょう。また、エアコンのガス漏れなども走りには影響を及ぼしませんので、修理でよいケースと言えるでしょう。

修理代が安い

次に、修理代が比較的に安い場合です。バンパーをぶつけて少しへこみができてしまったという場合、数万円程度の費用でできますし、ボディの傷やへこみも少しくらい気にならないというのであれば、修理しないという手もあります。また、上記でご紹介しましたタイヤの場合もですが、車には定期的に交換しなければならない消耗品がいくつもあり、費用もエンジン交換ほど高額ではありません。そういったものは最初から、修理代というより維持費の一部と考えておいたほうがよいかもしれません。

年式が新しい

購入してまだそんなに経っていない年式の新しい車の場合は、条件が当てはまれば、メーカーの保証により無料で保証修理を受けられるかと思います。その場合はもちろん修理に費用もかかりませんし、買い替えるのはもったいないと言えるでしょう。

以上のように、故障とはいっても、比較的軽度のすぐ直せるような、費用もそれほど高額ではない故障であるなら、修理をしてそのまま乗り続けられた方がいいかと思われます。車は、年式が10年を超えたり走行距離が10万キロを超えた頃から故障が多くなると言われていますので、それまで愛着のある車なら、修理してそのまま乗り続けるほうがよいのかもしれません。

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買い替えた方がいい場合

では反対に、修理するより買い替えたほうがいい場合とはどういったケースが考えられるのでしょうか?見ていきたいと思います。

安全性に不安がある

事故でフレームが歪んでしまったような場合は買い替えたほうがいいかもしれません。車のフレームとは骨組み部分のことをいい、いわば車の土台となります。どんなものでもそうですが、土台が歪んでいると他の部分にも悪影響を及ぼしてしまいます。

フレームは車にとって最も重要な部分でもありますので、修理をするとなると小さな歪みでも10万円、歪みがひどい場合は100万円以上になる場合もあります。しかも、フレームの損傷具合によってはプロでさえ修理をするのが難しく、完全に直らない場合もあるようです。

フレームに少しでも歪みが残っていると、走行中に車が勝手に左右に寄っていくなど、とても危険な状態になります。そういった状態で高速道路を走ると、スピードも出ていますし、更に危険が増すというわけです。以上のような理由から、もしフレームが歪んでしまった場合は、修理をするより買い替えを考えられたほうがよいかと思われます。

修理代が高額になる

次に、修理代が高額になってしまう場合も買い替えを検討されたほうがいいと言えるでしょう。

例えば、修理がとても高額になることが多い例として水没車があります。タイヤ半分くらいまでの水没ならそれほど修理代も気にならないかもしれませんが、マフラーより上まで浸水してしまった場合は、エンジンルームにも水が入っているかもしれません。そうなってしまうと、エンジンの交換が必要になってきます。

エンジンの交換には上記の表にもあるように、とても高額な修理代がかかってきます。また、電気系統も修理しなくてはならない状態になっているかもしれませんし、車の内側の目に見えない部分が大きくサビついていく可能性も十分に考えられます。そうなってくると、車が一度水に浸かってしまうと、色々な部分の修理や部品交換が必要になりますので、修理代はかなり高額になることが予想されます。

また、カビや泥などの匂いも残ることがあるため、水没してしまった車は修理するより、買い替えたほうがよいかもしれません。実際に車が水没してしまった場合は、廃車にされるオーナーの方が多いようです。

年式が古く走行距離も多い

年式が古く走行距離も多い
年式が古かったり、走行距離が多い場合も、修理より買い替えを考える方がよいかもしれません。そういった低年式・多走行の車は、どうしても故障・修理が多くなってしまいますし、例え故障した箇所がその時は一部分だけだったとしても、すぐに別の箇所が故障してしまうということも考えられます。

そうなると結果的に修理費がかさんで、新車を購入するのと同じくらいの金額になることも考えられます。愛着があってどうしても手放したくない、など特に理由がない場合は、低年式・多走行の車は買い替えを検討されることをおススメします。

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まとめ

車は買い替えるとなると金額も高く、修理をするか買い替えるか、とても悩んでしまうかと思います。

最終的には、年式や走行距離と、修理代のバランスで考えることになるかと思います。ご自身で、年式がこのくらいの時に修理代がこの金額を超えたら買い替える、などと大まかな基準を決めておくのもいいかもしれません。

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