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80万円の補助金!?電気自動車購入時の補助金について徹底解説!

世界中で注目されている電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車ですが、興味はあっても価格が高額で買うのをためらってしまいがちでした。ですが、国の補助金も以前より充実し以前よりも手に入れやすくなってきているのです。

令和2年度の第3次補正予算で、家庭や会社などで使用する電力の100%を、太陽光や風力など再生可能エネルギーに変えることや、電気自動車を家庭などの電源として使うことのできる機器(V2H、V2L)を同時に購入することで、EV車(電気自動車)・PHV車(プラグイン・ハイブリッド車)の購入時に補助金が受けられることになりました。

電気自動車の購入をお考えの方にはぜひ参考にしていただきたい電気自動車の購入時の補助金について徹底解説している記事となっております。

まずは、電気自動車の種類について

電気自動車と言ってもタイプが別れています。よく耳にはするけれど・・・どのタイプがどういったものなのか、わからない方が多いのではないでしょうか??電気自動車の種類には大きく分けて4タイプがありますので、まずは簡単にご紹介して行きたいと思います。

HV(Hybrid Vehicle)
ハイブリットカーと呼ばれている車でEVのような充電等は行わず、あくまでガソリンの燃費を良くする補助機能が備わっている車です。

PHEV(Plug-in Hybrid Vehicle)
プラグイン・ハイブリット車と呼ばれている車で、ハイブリットカーに外部(自宅や充電スタンド)から充電できる機能が備わった車のことです。

EV(Electric Vehicle)
ガソリンを使わず電気だけで走る車です。エコカー減税やグリーン税制等の減税・補助金が受けることができます。

FCV(Fuel Cell Vehicle)
水素で走る車で、燃料電池自動車と呼ばれています。上記で紹介している車の構造とは少し異なり、水素を使って発電したエネルギーを使って走行します。

再エネ100%が可能な場合の補助金

再エネとは100%再生可能エネルギーの略で、電気自動車購入時に受け取れる補助金は車種によって異なります。例えば日産リーフe+Gなら最大で80万円となっています(プラグイン・ハイブリッド車の場合は最大40万円)。

それでは、補助金を最大限に受け取るにはどうすればいいのでしょうか?新しく制定された補助金制度には主に3つの目的があり、それを全て満たせば最大限の補助金を受け取れることになるのです!

参照元:環境省:再エネ100%電力調達要件について

新しい補助金制度の3つの目的

目的その1:電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の普及拡大

ガソリンを燃やすことで排出されるCO2を減らすため、環境に優しい電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車を普及させる狙いがあります

目的その2:V2H(充放電器)やV2L(外部給電器)の普及

V2H、V2Lとは車から家庭内や避難所などの電源として利用する機器のことで、非常時に停電になっても車から電気をもらうことができますまた、料金の安い夜間に車に充電を行い、その電気を昼間に家庭用に使うことで電気料金も安くなります

目的その3:太陽光などの再生可能エネルギーを電力源とする

地球温暖化の原因となるCO2排出を減らすため、石油や石炭の使用を無くし、使用している電力を太陽光などの再生可能エネルギーにシフトしていきます

補助金の対象になる期間・条件

補助金の対象になる期間については、令和2年12月21日以降に購入した電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車が対象になりますので、これから電気自動車の購入を考えている方は電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車をお得に買うことができます。

補助金の対象となる条件について

  • 電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の購入と同時にV2H、V2Lを購入
  • 自宅や事務所等の電力を再生可能エネルギー100%に変える

※モニター制度への参加も必要

さらに、この補助金を受け取るためには、4年度にわたり消費電力量や電気自動車等の走行距離についてのデータを提供するため、アンケートに回答する必要があります。この制度に協力しないと補助金を返さなくてはならないとのことです。

参照元:車両や設備の活用状況等モニター制度要件の概要について

再エネ100%が無理な場合の補助金

上記の補助金の条件である、「電力を再生可能エネルギー100%に変える」ことが難しい場合でも、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車購入時に受け取ることができる補助金があります。

対象となる車両の補助金額

車種やグレードにより金額は異なりますが、受け取ることができる補助金の額は以下のようになっています。

受け取れる補助金額
電気自動車上限60万円
プラグイン・ハイブリッド車上限30万円

補助金の対象になる期間・条件

補助金の対象となる期間については、令和2年12月21日以降に購入した電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車が対象になります。

補助金の対象の条件について

  • 電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の購入と同時にV2H、V2Lを購入
  • 法人等は対象外で個人のみが対象となっている

モニタリング調査も補助金受給の条件

さらに、補助金を受け取る場合にもモニター制度への参加が必要となりますが、こちらの補助金の場合は、2年度にわたってモニタリング調査に協力する必要があります。

また災害等が生じた場合は可能な範囲での協力も必要となるようです。

車両のみの購入でもらえる補助金

使用する電力を100%再生可能エネルギーに変えたり、V2HやV2Lといった機器を購入をしなくても、またモニタリングに協力しなくても、単に車だけを電気自動車などに買い替えたいと思っている方にも、受け取れるCEV補助金というものがあります。

CEV補助金の対象となる車はどういったものがあるのでしょうか?またどれくらいの補助金が受け取れるのでしょうか?

参照元:一般社団法人 次世代自動車振興センター

EV(電気自動車)

アウディ【e-Tron】
ジャガー【I-PACE】
テスラ【モデル3 RWD スタンダードレンジプラス・モデルS ロングレンジ・モデルX ロングレンジ
日産自動車【e-NV200 GX・リーフ e+ G】
マツダ【MX-30 EV Highest Set】
三菱自動車【ミニキャブミーブ・C+pod】

等が、CEV補助金が出る車両情報(車両の代表的なグレード)となっております。

PHV(プラグイン・ハイブリッド車)

トヨタ【プリウスPHV・RAV4 PHV】
三菱自動車【アウトランダー・エクリプスクロスPHEV】
BMW【225xe iPerformance Active Tourer Luxury・330e M Sport Edition Joy+・530e M Sport Edition Joy・X3 xDrive30e xLine Edition Joy+・MINI Cooper S E Crossover ALL4】
メルセデス・ベンツ【C 350 e アバンギャルド・GLC 350 e 4MATIC クーペ・E 350e スポーツ・】
ランドローバー【RANGE ROVER】

等が、CEV補助金が出る車両情報(車両の代表的なグレード)となっております。

FCV(燃料電池自動車)

トヨタ自動車【MIRAI】
Hyundai【ネッソ】
HONDA 【CLARITY FUEL CELL】
メルセデス・ベンツ【GLC F-CELL】

等が、CEV補助金が出る車両情報(車両の代表的なグレード)となっております。

CDV(クリーンディーゼル自動車)

マツダ【CX-3・CX-8】
トヨタ自動車【ランドクルーザープラド・ハイエース ウェルキャブ】
三菱自動車【デリカD:5】
日産自動車【NV350 キャラバン チェアキャブ】

等が、CEV補助金が出る車両情報(車両の代表的なグレード)となっております。

主な車種の補助金額

代表車種の補助金額をボディタイプ別に表にまとめてみました。

代表的なコンパクトカーの補助金額

コンパクトカー対象となる車種受け取れる補助金額
(単位:千円)
日産リーフe+G420
トヨタ プリウスPHV220

代表的なSUVの補助金額

SUV対象となる車種受け取れる補助金額
(単位:千円)
レクサスUX 300e420
三菱 アウトランダーPHEV220
トヨタ ランドクルーザープラドTZ-G24
マツダ CX-316

代表的なセダンの補助金額

セダン対象となる車種受け取れる補助金額
(単位:千円)
ホンダCLARITY FUEL CELL2,100
トヨタ MIRAI G1,173

代表的なバン・ミニバンの補助金額

バン・ミニバン対象となる車種受け取れる補助金額
(単位:千円)
日産e-NV200バンGX320
三菱デリカD:515

補助金の対象者となるのは

補助金がもらえるのは、対象の車両を購入した地方公共団体、法人、個人、リース会社となっています。

補助金受給のイメージ

補助金の説明をさせていただきましたが、なかなか文章だけでは理解しにくいかと思います。購入時の車両の補助金額を簡単に表で表してみました。

補助金を見るポイントは2つ

補助金を受け取るに当たって、押さえる項目は2つとなっています。

  1. 購入は車両のみなのか、車両と充放電器(V2H)/外部給電器(V2L)の同時購入
  2. 家庭(または事務所)等でお使いの電気を、再生可能エネルギーに100%変えるか変えないか
電気を再エネ100%に変える電気を再エネ100%に変えない
車両のみ最大で80万円最大で42万円
車両

V2H、V2L
同時購入時
最大で80万円最大で60万円

※V2H、V2Lの購入も同時に補助金の対象になります。

V2Hは本体の2分の1補助、上限75万円
V2Lは本体の3分の1補助、上限50万円

工事費は最大40万円(個人の場合)となっています。

ネコ店長

以上が、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の購入時に国から受けられる補助金の上限金額となります。

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電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の補助金について見てきました。温室効果ガスの排出を減らすことは国をあげて取り組んでいることですので、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の購入時の補助金は今後もしばらく続いていくでしょう。補助金が充実してきたことにより、以前より電気自動車なども買いやすくなりましたので、車を買い替える際には是非、地球に優しい電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車などを検討したいものですね!

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