外車はかっこいいけど維持費が高い!!・・・そんなイメージが定着しているように思います。ですが実際に外車となると維持費はどのくらい必要なのでしょうか?
維持費がそれほどかからないのであれば、一度は憧れの外車を所有してみたいですよね。そうお悩みの方も多くいらっしゃるようなので、そんなお悩みの方に今回記事を是非、参考にしてみて下さいね!
ではまず車の維持費とは、一般的にどれくらいかかるものなのでしょうか?また外車と国産車との維持費はどれほど差があるのか、維持費を比較し抑えることのできる費用等はあるのか見ていきたいと思います。
目次
車にかかる最低維持費とは?
車は車両本体だけでも高額なものです。車を購入してそれでもう出費がないのなら嬉しいのですが、購入した後に車は色々と維持費がかかって来るのが現実。
では車の維持費にはどのような費用がかかって、年にいくら維持費が必要になるのか考えたことはありますか?車種やライフスタイルによって多少の違いはありますが、車の維持費について知識を増やすことによって、節約につなげられるかもしれません。
車の維持費にかかる5つの費用!
車の維持費というのは主に大きくわけて5つあります。その5つを順番に簡単にご紹介します。
自動車税種別割(自動車税)
こちらの税金は毎年4月1日時点で車を所有していると課せられる税金です。排気量によって金額が変わってくるので、排気量が多い車両になると税額は高くなります。
自動車重量税
車両の重量によっても税額は変わってきます。重量が重いほど税額は高くなり、さらに新規新車登録から13年、18年経過すると税額が高くなります。
整備・メンテナンス費用
車検代やタイヤ、オイル・エレメント、ブレーキパッドなどの部品交換費用、その他の修理代になります。
保険料(自賠責保険・任意保険等)
自賠責保険は加入が義務付けられており、車検の時に支払いをおこないます。また自賠責保険とは別に、多くの方がご自身で自動車保険に加入されていますので保険料と言ってもライフスタイルによって異なってきます。
ガソリン代
景気や地域によりガソリンの価格が変動します。燃費の良い車のほうがガソリン代は節約できます。
以上が車の維持費の大きく分けた5つになります。ご紹介しました他にも駐車場を借りている方は、その土地によって決められている駐車場代もかかってきます。
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国産車の基本的な維持費はどれくらい?
ではここで、外車をご紹介する前に国産車での維持費が年間どれくらいかかるものなのか、基本的な金額を表にしてみました。
レガシィ ツーリングワゴンの場合
2019年10月1日以降新車登録
※タイヤは3年ごとに交換
※ガソリンは年間10,000km走行、145円/lで計算しています。
自動車税 | 約43,500円 |
自動車重量税 | 約22,500円 |
自賠責保険料 | 約12,475円 |
車検費用 | 約13,400円 |
オイル交換代 | 約10,000円 |
タイヤ交換代 | 約58,000円 |
ガソリン代 | 約103,000円 |
任意保険料 | 約102,500円 |
国産車の維持費合計 | 約365,375円 |
これ以外にも、高速料金や駐車場代などがかかる場合もありますし、任意保険料ももっと高額になるケースがあります。もちろん事故や故障など修理が必要になってしまった場合は更に修理費がプラスされてしまいます。
外車と国産車の維持費の比較
上記は国産車の年間で必要となる維持費についてご紹介でしたが、外車は国産車とどういうところで維持費の違いが出てくるのか見ていきたいと思います。なぜ外車は全般的に維持費が高額になってしまうのでしょうか?
税金や保険料での違いはある?
自動車税種別割や自動車重量税、自賠責保険料は外車だからといって国産車よりも高くなるわけではありません。しかし、任意保険料は国産車より外車のほうが比較的高額になる傾向があるようです。
任意保険は、車種やモデルごとにランク付けされた「車両科率クラス」というものによって決定され、例えば車両保険なら車両本体価格が低く、修理部品も安く手に入る車は保険料が安く設定されています。代表的なものに軽自動車があります。ということから考えると、外車だから保険料が高いというわけではなく、国産車であっても車両本体価格が高ければ、保険料も高くなってしまうとのことです。
外車は車両本体が元々高いですし、修理するにも純正パーツは輸入品になりますので、保険料も高くなってしまうというわけですね。
さらに、外車など盗難の危険性が高い車種も保険料は高く設定されているようです。また、スピードが出やすい車種は事故の確率も上がってしまうため保険料も高くなってしまうとのことです。
メンテナンス費用での違いは?
次にメンテナンス費用についてですが、メンテナンスに関しましても外車は国産車に比べたらメンテナンス費用が高くなってしまう傾向があるようです。
理由として、整備や修理をするにあたって外車は国産車とはまた違う知識が必要となり、外車のメンテナンス知識を持った整備士が国産車に比べて少ないことと、部品が高いことが挙げられます。
近頃は外車のメンテナンス知識を持った整備士は増えているそうなので、ひと昔前に比べると整備にかかる人件費も安くなったようですが、部品はやはり、メーカー純正部品を使うとなると輸入品になりますので、どうしても高額になってしまう傾向があります。
またポルシェ、メルセデスベンツ、BMWなどは部品代がかなり高額になる車種とのことです。「高級車」としてのブランドイメージが下がらないように、部品にも良い品質のものを使っているということも理由の一つになると思われます。
部品には、リビルド品や中古部品などもありますが、国産車の新品部品に比べても、高級外車のリビルド品・中古部品の方が高額になってしまうようです。
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維持費のかからない外車はある?
メンテナンス費用のことを考えると外車はやっぱり無理かも・・・と思った方もいるかもしれません、実は!費用を抑える外車の選び方があるのです!!
では、維持費が比較的安い外車はあるのでしょうか?どうすれば少しでも維持費を抑えられるのかをご紹介していこうと思います。
維持費を抑えたいなら
維持費を少しでも抑える方法を考えていきましょう。まずは自動車税種別割です。
自動車税は排気量が多くなると税額も高くなりますし、燃費基準の達成具合によって免税や減税がありますので、燃費の良い車種を選ぶほうがお得です。また外車の多くがハイオクとなりますので、燃料費を抑えるためにも燃費の良い車の方が節約に結びつきます。ということで、燃費の良さは外せないポイントとなります。
重量税は、車の重量によって金額が上がっていきますので、コンパクトカーの方がいいと言えます。また、自動車保険は外車の方が国産車よりも高額に設定されているようですが、外車であってもコンパクトカーならそれほど保険料は高くならないようです。
そして、一番お金がかかってしまう整備・修理費は、故障が多いと修理費がかかってきてしまいますので、中古車を購入するのか新車にするのかは予めよく考えておいたほうがいいかもしれません。また、高額部品が使われているポルシェ、ベンツ、BMWも維持費を抑えるという意味では向いていない車と言えるでしょう。
維持費を比較的抑えられる外車3車種
以上のことから、維持費を比較的押さえられるであろう外車をご紹介したいと思います。
ルノー トゥインゴ
パリの街並みが似合うおしゃれでかわいい車です。ルノーの中では一番小さい部類に入ります。総排気量は897cc、燃費は17.4km/lとなります。
フィアット 500
こちらもかわいい車ですね。名車フィアット500をリメイクしたモデルとなっています。見た目がかわいいだけでなく、安全性も確保されているそうです。総排気量は1,240cc、燃費は19.4km/lとなっています。
プジョー 308
かっこよくて燃費も良い、その上乗り心地もいいという声が聞かれるプジョー308です。排気量は1,199cc、燃費は18.8km/lとなっています。
他にも、フォルクスワーゲンポロや、フォルクスワーゲンup、ミニ3DOORなどもコンパクトで燃費も良い車種となります。
まとめ
外車は国産車に比べると、整備費や修理費などで維持費が高額になりがちなようですが、以前に比べるとかなり安くなっているようです。
外車であってもコンパクトな燃費のいい車種を選べば、国産車に乗るのと同じような感覚で乗れるのかもしれません。次に車を購入される際は、維持費がそれほど高額にならない外車を選んでみてはいかがでしょうか?