廃車を考えられている方の中には、軽自動車に乗られている方も多いでしょう。税金の安さや手軽さから、今後どんどん軽自動車の需要は広がっていくかと思われますが、それとは反対に、廃車買取の市場においては軽自動車の需要は少ないのが現状です。
査定額も比較的安い傾向にありますが、高値で売れるケースもありますので、今回は軽自動車の廃車買取事情についてご紹介いたします。
目次
軽自動車の廃車買取相場
では実際に、どれくらいの金額で廃車買取がされているのかをご紹介いたしましょう。
軽自動車の買取事例出典:https://www.goodby-car.com/lightcar/
こちらは廃車買取の一括査定を行っている会社で掲載されている事例ですが、他の買取業者でも同様の相場で買取がされていますので、(バモスとワゴンRを除いて)信憑性の高い情報といえます。
全体的に少し高めに表示されている可能性はありますが、近い数字である事は間違い無いでしょう。
軽自動車の廃車買取が安くなる理由
では、なぜ軽自動車の廃車買取が、普通自動車の廃車買取よりも安くなってしまうかと言うと、やはり使われている鉄資源の総重量の差が挙げられます。ザックリとした鉄資源の値段だけでいえば、軽自動車は7,000円、普通自動車で10,000円前後の量の鉄資源が取れると言われています。
重量やその時期の鉄の値段により変動します。
なので、軽自動車は普通自動車よりも買取額が減額されます。また、解体業者に回されずに中古車として再販される場合も、軽自動車の場合は元々の販売価格が安い事から、再販時の値段設定も安くなりますので、それに比例して中古車としての買取額も安くなるのです。
軽自動車でも高額査定が可能なケース
とはいえ、軽自動車であっても高額査定に繋がる車も存在はしています。そんな車に該当する車には、共通して高年式(新しい車)であることが挙げられます。
高年式で状態の良い車
まずは高年式車で、なおかつ状態の良い軽自動車の場合です。これに関してはもはや説明不要の通り、単純に新車同然の状態の車ですので、中古車市場でも十分に価値のある状態と言えます。
実際に中古車販売店で高年式の車を探してみると、新車とほぼ変わらない金額で売られている車も散見できますので、それに準じて買取の場合にも高値をつけてもらえるのです。
高年式で事故車になった車
2つ目は高年式ではあるが事故に遭って不動車になってしまった軽自動車で、実はこれも高額査定の対象となるのです。ただし、このタイプの軽自動車の高価買取が可能になるのは、一部の廃車買取業車のみとなります。
どうして事故車なのに高価買取が可能かと言うと、同じ車種で修理や整備時に使用する交換用パーツとして、事故の影響を受けていないパーツの買取を行ってくれるのです。なので、高年式の軽自動車の事故車に高額査定を付けれるのは、カーネクストのようなパーツの買取も可能な業者に買取に出した場合のみとなります。
軽自動車の場合は海外輸出に望みなし!
廃車買取の世界では、日本国内での市場では値段が付かなくても、海外への輸出でかなりの高額で売れる場合があります。これは廃車買取の世界では一発逆転のような存在ですが、残念ながら軽自動車に関してはこの手は使えないのです。
というのも、海外でも日本と同じように公道を走れる車には安全基準を満たしている事が条件として設定されているのです。そして、ほとんどの国の安全基準に軽自動車のスペックではクリアする事はできないのです。現に、「軽自動車」という存在は日本独自のもので、海外では全くもって需要がないのです。
軽自動車の廃車買取は、真っ向勝負しか無いのです。
軽自動車の買取額を少しでも上げる為には?
では、軽自動車で高額査定を狙う方法は無いのかというと、そういう訳ではありません。海外輸出のように、一気に査定額を上げる事はできませんが、+1万円程度であれば上げれる可能性はあります。
その方法は、複数社に査定を出して、各社で価格競争を起こさせるという方法です。査定申込先は2〜3社がベストで、業者に「同時査定をしている客」と認識させつつ、査定に出すことで査定額が上がる可能性が上がります。基本的に軽自動車の市場では、この方法で算出される査定額が、廃車買取市場で一番高値になる方法といえるでしょう。
同時査定を行うべき業者
カーネクスト
ハイシャル
※問い合わせフォームの場合は備考欄に「複数社で検討中。」の旨を記載しましょう
なお、高値になる可能性が高い方を後者に持っていくと、より高値を引き出させる可能性が上がりますので、軽自動車の廃車買取を検討中の方は是非、一度お試しください!
まとめ
軽自動車の廃車買取事情についてご説明しましたが、いかがだったでしょうか?軽自動車は廃車買取もびっくりするほどの高額買取は期待できないかもしれませんが、諦めてはいけません!他社競争に持ち込み査定額を多少上げることは可能なのでチャレンジして少しでもお得に廃車にしましょう。