車の所有に対して課税される自動車税ですが、これは該当する車を廃車にすることで還付金として、その一部の返金をしてもらうことが可能です。
そして、自動車税を還付してもらうための手続きですが、実は特別な申請は必要ありません。
廃車の手続きをすると、自動的に自動車税の過払い分が還付される仕組みになっています。
受け取りまでの流れ
運輸局(軽自動車検査協会)で廃車手続きをすると、約2ヵ月後に還付の通知が送られてきます。
なお、廃車には一時抹消登録と永久抹消登録の2種類がありますが(厳密には3種類)、どの手続きを行った場合であっても還付金の制度は適用されます。
通知と言っても、「振り込まれた」というお知らせではなくて、この通知書を指定の銀行に持っていくと還付金が受け取れるというものです。
通知を受け取ったら、その通知に書いてある金融機関で還付の手続きをする事で還付金が受取れます。
自動車重量税の還付金に比べて1ヶ月ほど早いとはいえ、2ヶ月も待たないといけませんが……。
他の支払い方法も
この還付金の支払い方法ですが、都道府県によって異なる場合があります。
上記のように指定の銀行での受け取りの場合もあれば、郵便局に限定されている場合、口座振込で対応してくれるエリアもありますので、あくまでも受け取る通知に記載の内容に従うようにしましょう。
自動車税の還付金に関する注意点
他の記事でも紹介している内容ですが、中古車を購入したなどでその年の4月1日時点での車の所有者が違う場合は、「還付請求権」の譲渡の手続きを忘れないようにして下さい。
購入した車を、その年のうちに廃車にしてしまうということは通常はありませんが、事故などのケースもあると思います。
この手続きを怠ると、4月1日時点での所有者に還付がされてしまいます。
